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歌で売り出せ 錦市場
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テーマソングが流れる錦飯場商店街=中京区で |
若者客ひきつける街へ
祇園祭機に11日から1週間
だれもが知ってる京都の町の台所/何でもそろう無敵の市場/大規模店より錦市場/デートはふたりで錦市場/昔ながらの市場にはすてきな笑みがあふれてるーー京都の「台所」を明るくポップス調に歌った「錦市場の歌」が、祇園祭に合わせて11日から1週間、中京区の錦市場で流される。京都錦市場商店街振興組合(宇津克美理事長)がイメージアップのために京都の音楽グループに依頼した。「若者を引きつける切り札に」と期待を込める。
錦市場は、錦小路通の寺町から高倉まで約400メートルの間に鮮魚や野菜店から和菓子屋、雑貨店まで120軒が並ぶ商店街で、16世紀後期の天正年間から400年以上の歴史を誇る。
品質や豊富な品ぞろえをモットーにしているが、不況や近郊へのスーパーマーケット進出のあおりを受け、売り上げが減少した店が多い。振興組合が打開策の一つとしてテーマソングづくりを企画。昨春、イベントに招いて演奏してもらった音楽グループ「ザ・ミルクシェイカーズ」の代表で、左京区に住む藤堂尚樹さん(26)に依頼した。
歌は昨年末に完成。振興組合は、暮れのイベント中には曲を流し続けたが、その後は時折、放送する程度だった。勤め帰りのOLや観光客に、もっと利用してもらおうと、祇園祭を機に集中的に流すことにした。
振興組合の三田冨佐雄・販売促進委員長は「錦の特色は、おかずの情報やおいしい食べ方を教える昔ながらの対面販売。歌は対話のきっかけになる。若者客が気楽に立ち寄る街を目指したい」と期待をかける。大阪出身で学生時代から「錦」になじんできた藤堂さんは「京都らしさを大事にする商店街の応援歌。第2、第3弾も考えます」と意欲的だ。
錦市場の歌
だれもが知ってる京都の町の台所/錦市場まで買い物に出かけよう/欲しいものは何でもそろう無敵の市場/昔ながらの市場にはすてきな笑みがあふれてる
買い物するなら錦市場/お茶の間に笑顔持ち帰ろう/今夜のおかずも錦市場/大規模店舗より錦市場
だれもが大好き京都の町の台所/錦市場まで買い物に出かけよう/探し物は何でもそろう無敵の市場/昔ながらの市場にはすてきな笑みがあふれてる 買い物するなら錦市場/お茶の間に笑顔持ち帰ろう/今夜のおかずも錦市場/デートはふたりで錦市場
若い人からお年寄りまで/はじめての人も常連さんもみんな/錦小路でまた会いましょう/錦市場よどうかいつまでも
買い物するなら錦市場/お茶の間に笑顔持ち帰ろう/こだわりの味の錦市場/やっぱり毎日錦市場 (藤堂尚樹作詞・作曲)
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(7/3)
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